雨あめがふらなくて… 食たべ物ものや飲のみ水みずがなくなってしまった!

アフリカの国々くにぐにであるエチオピア、ケニア、ソマリアでは雨あめがふらない乾燥かんそうしきった「干かんばつ」の状態じょうたいが、3年間連続ねんかんれんぞくで続つづいています。

そのために、野菜やさいやこく物もつなどの作物さくもつは作つくれず、ウシやブタなどの家かちくのえさや水みずもなくなって、家かちくがたくさん死しんでいます。

エチオピア、ケニア、ソマリアは、地図ちずで見みるとツンととがった形かたちから「アフリカの角つの」とよばれている地域ちいきだよ。

人ひとも動物どうぶつも水みずがないと生いきていけなくなってしまう

家かちくだけでなく、ごはんをきちんと食たべられない人ひとも出でてきて、約やく1400万人まんにんが飢うえに苦くるしんでいます。

東京とうきょうの人口じんこうは約やく1400万人まんにんだから、東京とうきょうに住すむ人ひとと同おなじくらいの人ひとたちが食たべるものに困こまっているということだね。

「アフリカの角つの」に住すむ550万人以上まんにんいじょうの子こどもたちの栄養えいようが足たりない状態じょうたいにあるんだって。みんなと同おなじ小学生しょうがくせいたちも困こまっているよ。

特とくに被害ひがいの大おおきいソマリアでは、大規模だいきぼな干かんばつに直面ちょくめんし、外国がいこくから輸入ゆにゅうする食たべ物ものもとても高たかくなっています。人々ひとびとは家いえを追おわれたり、子こどもたちの栄養えいようが足たりなくなると予想よそうされています。今後こんご大規模だいきぼな食たべ物ものの支援しえんがなければ、多おおくの子こどもたちが飢うえて亡なくなってしまうのではないかと恐おそれられています。

干かんばつは他ほかにも、中東ちゅうとうのアフガニスタンやイエメン、アフリカインド洋ようにあるマダガスカルなどでも大おおきな被害ひがいをもたらしています。

命いのちの水みずと呼よばれるように、水みずがないと人間にんげんも動物どうぶつも生いきていけません。

干かんばつが起おこる理由りゆうは、地球ちきゅうの平均気温へいきんきおんが上あがってしまう温暖化おんだんかに加くわえて、森林しんりんを切きってしまったり、たくさんの家かちくを放牧ほうぼくすることなども被害ひがいを大おおきくしていると考かんがえられています。

森もりや草原そうげんなどの植物しょくぶつは水みずを保たもつはたらきがあるんだって。植物しょくぶつが減へると、地中ちちゅうの水みずが減へってしまうよ。

地球温暖化ちきゅうおんだんかは極端きょくたんに雨あめが少すくない場所ばしょや逆ぎゃくに洪水こうずいを起おこすような豪雨ごううなど、人々ひとびとの生活せいかつをおびやかす極端きょくたんな天候てんこうを増ふやします。