世界でがんばっている場所に行く
太陽の光で電気を作る太陽電池は、CO2を出さないエネルギーだから、地球温暖化をふせぐためにとても役立っているね。最近は、とても使いやすい新しい太陽電池が開発されているよ。うすくて軽くて、曲がるから、いろいろな場所に取りつけできる太陽電池なんだって!
今よく使われている太陽電池は、厚くて、重くて、かたいので、平らな屋根や地面の上にしか置けません。この問題を解決するために、まるでフィルムのように軽くて、曲がる、新しい太陽電池ができました。
それは「ペロブスカイト太陽電池」といいます。うすさは1mmしかなく、軽くて曲がるから、もり上がった形のドーム屋根や、ビルのかべなど、今まで取りつけが不可能だった場所でも太陽電池が使えて、電気を作れるようになります。
「電池」には、1回だけしか使用できない「乾電池」や、くり返し電気をためて使える「蓄電池」など、いろいろな種類があるよ。「太陽電池」は電気をためるのではなく、太陽の光で電気を作る装置。いわば「発電機」みたいなものだね。
また、「ペロブスカイト太陽電池」は、うがい薬などに使われている「ヨウ素」を材料に作られます。ヨウ素は日本の地下水にたくさんふくまれているので、外国から材料を買わなくても作ることができるのも、大きな特長のひとつです。
「ペロブスカイト太陽電池」は、日本の大学で発明された技術なんだって。
「ペロブスカイト太陽電池」なら、今までよりずっとたくさんの場所で太陽光発電ができるようになるので、地球温暖化をふせぐための新しい技術として、世界中から期待されています。
くわしくは、「ペロブスカイト太陽電池」を作っている会社、積水化学工業の木之下浩介さんに聞いてみましょう。
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